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町田 社会

公開日:2015.03.19

災害による被害を地域で防ぐ
7団体による震災合同訓練

  • 多機関がそれぞれの役割を迅速にこなしていく(11日)

  • 車から出られなくなった被害者を救助

 東日本大震災から4年。東京消防庁町田警察署(深瀬八郎署長)は、市内の大型スーパーで2人が死亡し、11人が重軽傷を負ったスロープ崩落事故を受け、毎年震災訓練を行っている。3月11日には(株)アジール(三輪町704=東京田中短期大学跡地)で、解体予定の建物を使用して大規模救助演習を行った。

 今後発生が危惧される首都・多摩地域直下型の大地震に備えるためのもので、町田消防署、町田市、町田市建設業災害対策協議会、災害救助犬神奈川、町田警察署、南大沢警察署、災害時支援ボランティアの7団体、117人が参加した。

 演習はマグニチュード7・3、震度6強の地震発生を想定。現場の倒壊状況や被害者人数などは参加者らに知らされておらず、本番さながらの演習に、見学に訪れた地域の人たちは息をのんで見守っていた。三輪町の男性は「各地で災害が発生した際に、ここまでの備品が集まるかどうか。地域の課題でもあるので、もっと声をかけて町内会全員で見学に来るべきだった」と感想を話した。

 演習後、深瀬署長は「多機関が集まった時にどういう連携を取るかが大事。また地域の人たちの自助・共助も重要。地域の防災力向上のためにもこうした演習は続けていきたい」と話した。

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