神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2015年4月16日 エリアトップへ

忠生中 認知症サポーター幅広い年齢層に 「気づき」を学ぶ

教育

公開:2015年4月16日

  • LINE
  • hatena
真剣にテキストを読む生徒たち
真剣にテキストを読む生徒たち

 町田市内では「地域で認知症を見守ろう」という活動が幅広い年齢層に広がりつつあり、また積極的に広げようとしている。

 町田市立忠生中学校で3月、卒業を控えた3年生が『認知症サポーター養成講座』を受講した。講座ではテキストを使い、認知症になった人が生活するときに困ってしまうことや、その症状のほか、どのように対応すれば良いかを学んだ。

 また高齢者疑似体験グッズを使い、白内障を患った人と同じように見えるゴーグルや高齢者が感じる体の重さを生徒が身に着け、高齢者の生活を体験した。身に付けた生徒は「振り返る時、よろけてしまう」「視野が狭いので、どこにいるのか分からなくなってしまう」「モノが掴みにくい」など自分たちに経験のないことに驚いていた様子だった。

 主催した忠生第1高齢者支援センターは、「働いている年代の方々は日頃地域に居ないことが多いので、地域で生活している中学生に協力をお願いしました」と講座開催のきっかけを話す。中学生の帰宅時間は認知症の高齢者が出歩きたくなる時間と重なるという。

 「急に大きな声で話しかけると心を閉ざしてしまう」「後ろから声をかけるとビックリしてよろけてしまう」など高齢者とコミュニケーションをとる場合の注意点や、計算が出来なくなり日常の買い物も全て1万円札で払おうとするなど認知症の症状を中学生が学ぶことで、「認知症を見守る住民が増え、安心して暮らせる町ができる」と同センター。

 同校の大石龍校長は「社会に出る一歩を踏み出そうとしている生徒たちには大切な講座だった。今回200人だったが、10年続ければ2000人が地域を見守る目を養うことになる」と継続していきたいは話す。

町田版のローカルニュース最新6

2回目の成人式、28日に

マチダブル 参加者を募集

2回目の成人式、28日に

4月18日

敗戦も最多の入場者数

敗戦も最多の入場者数

ホーム戦 3万9080人

4月18日

十種王者の「隠し湯」に

十種王者の「隠し湯」に

 国士大選手 木曽の銭湯で癒す

4月18日

「オペラの魅力 知る機会に」

「オペラの魅力 知る機会に」

森澤かおりさんインタビュー

4月18日

金井で花祭り

金井で花祭り

名物の足湯に人

4月18日

介護の入門的研修

介護の入門的研修

町田で始める介護のしごと

4月18日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook