「本当はポストも青くしたいんだ」。ネクタイ、ハンカチ、腕時計、ボールペンも自家用車も青、青、青―。職場の一角もゼルビアだらけ。南郵便局の出雲博局長は、ゼルビアを陰で支える第一人者だ。もともと大のスポーツ好き。野球にハマった時は、大リーグを観に何度もアメリカに。サッカーにハマると、日本代表や海外サッカーに魅了され、全国各地だけでなく、ドイツW杯の時は現地にも行った。「異国にいって日の丸を見て、ジーンとなった。そんな時ゼルビアがJリーグに挑戦している話を聞き、何とか協力したいと思った。地元愛というかそういうのが芽生えて」。そこからが早かった。地域貢献は郵便局の原点だと訴え、市内の全34局にゼルビアのノボリを立てると、試合の日程やチラシを貼り出し、バナーを作り…どんどん発展していった。ゼルビアマークが入るポスト型ペン立てや、缶バッチなどノベルティグッズも作り、地元のお客さんたちにPRしていった。ついには郵便局でホーム戦のチケット販売も手掛けるように。全ては「盛り上げたい」の一心だ。今では店頭でお客さんとゼルビアの話に花が咲く。
寝ても覚めてもゼルビアの事を考える。ホーム戦はパーフェクトに観戦。近所のアウェー戦はもちろん、土・日にゼルビアの試合がない時は、J1の試合を見に行き、「ホームタウン」について研究する。「強豪チームはもっと町全体でPRしている。せっかく一つの市が冠になる密着チームなのだから、町田もそうありたいね」と語る。「ゼルビアの活躍に感動させられる。負けた時は仕事に影響が出るほど悔しいけれど、そんな毎日を送れることに感謝している」。出雲局長の熱意は、本当に市内のポストを全部青くしてしまうかもしれない。
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