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命の現場から 「子どもは教えてくれる」 市内唯一の助産院の院長が見る

教育

掲載号:2019年5月1日号

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 市内唯一の助産院である「としの助産院」。東玉川学園にある同院には日々「待つお産」のために妊婦さんが集まる。このような自然で家庭的なお産は、ときには危険も伴う。そんな命の現場に携わって約20年の院長・野口としのさん(46)は、「じっと寄り添うケアがしたかった」と話す。「一般的に言って、大学病院などの大きな病院は、患者さんの人数も多いので一人に掛けられる時間がどうしても少なくなってしまいます。私自身も20代で大学病院に勤務していたころ、お母さん達の『寂しい』『不安』との声をよく聞いていました。妊娠中から出産後まで継続的に見ることができる場所があったほうがいいなと思い、またいろんなタイミングが重なって開業しました」

 10人いれば10通りのお産がある。「きちんと自然分娩の怖いところも伝えて、家族の同意も得て、出産に臨みます。いざとなれば、提携する医療機関への搬送も。病院と助産院、両方の目を使ってほしいですね」と説明してくれた。

助産師が見る街

 自身も5人の子どもを育てている。小中高と子どもの年齢もばらばらで家の中はまさにひとつの「社会」。この街での子育ては「多世代みんなで交流する」のが特徴なのではないかと推測する。「地域に学校の登下校を見守るお年寄りの姿をよく見かけます。孤独にならないようにするのが大事で、みんなで助け合うとお母さんの負担も軽くなり、産後うつになる人も減るのでは。それから健康福祉会館の『準夜急』や市民病院など、頼りになる施設があるのも安心だと思います」と語った。

 いまは中学3年生に「命の教育」も行う。「生まれる確率や性教育など、感想文を見たらちゃんとみんな聞いてくれています」。これからを担う子どもにも、「生まれた奇跡」は伝わっている。

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