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町田版 公開:2020年8月13日 エリアトップへ

2020年 夏 町田で”ぞっ”とした話 協力/東日本タクシー(株)

社会

公開:2020年8月13日

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優しいドライバーには霊が中野 正一さん談

 「助手席に女性の幽霊がいます」

常連の女性客から降りる間際に言われたこの言葉…。

 いつも通り、女性客を迎えに市内の店まで迎えに行き、女性客と娘を家まで送り届けた。いつもと違ったのは「家にそろそろ着くぞ」と思ったタイミングに、女性客から「運転手さんはご自分で優しい方だと思いますか?」「失礼ですが何か人から恨まれるようなことはありませんでしたか?」と尋ねられたこと。

 「えー!って思いましたけど、まぁどうですかね〜、とかそうですかね〜なんて曖昧に返事をしました」と中野さん。しかし、会計を済ませた女性客から言われたのが先の一言。反射的に助手席に首を向けたものの、視線の先には何も見えなかったという。女性客は「私が連れて降ります」と言って娘と一緒に家に向かって歩いて行った。

 その後、助手席に乗っていた女性の幽霊は、自宅の帰り道にいつも立っている霊で、中野さんがその霊と波長があってしまったため車に乗り込んでしまったことが判明。

 また別の日に同じ女性客を家まで送ることになり、また霊が助手席に乗り込まれても嫌なので、迂回路を選び、トンネルを抜けようとすると「息んで通り抜けた方が良い」とのアドバイス。「わざわざ別の道を通ったけど霊はどこにでもいるし、どうやら霊を寄せやすい体質みたいです」

乗っていたのは誰なんだ前田 大樹(だいき)さん談

 普段は日中しかハンドルを握らない前田さん、2019年の暮れは業界の繁忙期なのもあり深夜に及ぶ勤務についた。

 ある日、午前0時頃に町田駅周辺の居酒屋から50代くらいの男性客1人を乗せて相模原市の自宅まで送り届けた。「お客さんは熱っぽい様子で、降車時にふらついていたため家まで送り届けようと手を貸そうとしましたが、大丈夫だからと1人で歩いていかれました」

 その4日後、同じ店から同じ男性客を乗せることに。途中から顔を赤くし、呼吸も荒くなったため行き先を自宅ではなくかかりつけの病院に変更、病院近くで車を降りていったという。

 そして男性客から3度目に呼ばれた雪の日、支払い時に先日の体調不良を心配すると「もう大丈夫、なんか色々すっきりしたよ」と機嫌よく話し、チップまで弾んでくれた。停めていた車を出す際、気になったことが二つ…。一つは1分もたたずに男性客の姿が全く見えなくなったこと。二つ目は雪道で足跡がはっきり残っていたが、男性の家に目を向けても、家に灯りがともった様子もなく真っ暗だったこと。

 そして1カ月たった頃、居酒屋近くで女性客2人を相模原の男性の家近くまで乗せた。

 「運転手さん、この道を知っているんですか?」の問いに、以前に男性客を送ったことを伝えると明らかに2人の顔に動揺が走った。

 家の前に車を停めると「運転手さん、ちょっと時間いいですか?」と女性の1人からスマホの写真が見せられた。その写真には3度乗せた男性客が写り、そして3度目に車を降りた時間には男性が亡くなっていたことが2人から伝えられた。

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