町田版 掲載号:2020年9月17日号 エリアトップへ

町田市民文学館で9月29日から絵本の原画を展示する 渡辺 有一さん 市内在住 77歳

掲載号:2020年9月17日号

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いかに生きるかがテーマ

 ○…テレビアニメで放映中の「ぴったんこ‼ねこざかな」の原作者。原作「ねこざかな」でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を、「はしれ、きたかぜ号」で絵本にっぽん賞を受賞。今回展示されるのは2013年出版の「おれはワニだぜ」の原画。同作品は「いかに生きるか」をテーマにしたと話す。

 ○…同作品を描くにあたってワニの飼育で有名な静岡県にある熱川バナナワニ園に取材に行くも「少し寒い時季に行ったためか、ワニが動かず全く参考にならなかった」と苦笑、園内に飾られていた化石標本のワニのほうがよほどイメージがわいたなぁ、と思い返す。

 ○…旧満州に生まれ、中学2年生の途中まで静岡県の富士山のふもとで過ごす。2年生の3学期に都内の中学校に転校。「カルチャーショックだらだらけ」と笑い「男の子は丸坊主がじゃないし、校内でパンは販売しているし」との話から当時、非常に驚いた様子が伺える。

 ○…高校、デザインスクールを経てデザイン事務所に就職。今はなきカメラメーカー「ヤシカ」の取扱説明書やパッケージなどのデザインを担当していたが「デザインの仕事に満たされることはなかった。人様が生み出したものという意識があったから」と、自らが生み出す仕事として絵本の世界を目指して54年、作家として45年になる。

 ○…「いかに生きるか」をテーマにした作品はもう一作。東日本大震災時に瓦礫に埋もれた川に遡上してきたサケに思い寄せて描いた「ギンジとユキの1340日」だ。この作品の初版著者印税の一部を岩手県の被災した保育園に寄付している。「あと一冊なにか描けたらいいんだけどね。なかなかポンポンとは描けないな」と静かにほほ笑んだ。
 

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