公認心理師で、3月2日に薬師池西公園で子育てや教育相談の講演を行う 林 いずみさん 大蔵町在住 60歳
「大丈夫」と背中を押す
○…文科省が取り組む電話やSNSでの教育相談員として小・中・高校生とその保護者の背中を押す役目。コロナ禍の外出自粛や休校。親子が一緒にいる時間が増えたことで子どもの悪い部分が目につき、指摘しがちになり親子関係が悪化するという悩みが増えている。悩みを抱える親や子に、個別相談や講座を通じて「自己肯定感」の重要性を説く。
○…市内に今ほど子育て支援サービスがなかった25年前、新しい住民と昔からの住民が共存する鶴川に越してきた。自分と同世代の母親たちが、地域の人との接点が持てず、子育てに孤立を感じて苦労している姿を見聞きした。子どもの手が離れた時、同じように悩む母親たちの手助けになればと2004年にNPO法人みんなのそらを立ち上げた。理事長を8年務め、今は後任に託してオブザーバーとして活動している。
○…三重県出身。4人きょうだいの3番目。「自由なポジションで要領よく立ち回っていたかな」。大学進学を機に上京。広告業界に就職し、コピーライターとして大手企業の広告を手掛けたことも。「仕事はとても楽しかった。合理的で論理的に進められるから。しかし子育ては正反対。難しさを感じたけどそれを楽しもうと思った」と振り返る。
○…50代になり公認心理師、社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得。一人ひとり異なる悩みに、アドバイスを差し伸べるにはどの資格も必要だった。多忙な仕事と家事の合間を縫って受験勉強。大変だったが相談者を思えば苦にならなかった。今は市内に子育てカフェやサークルがたくさん立ち上がり、若い母親たちの頑張りを感じるという。「これからは”町のおばあちゃん”として応援していきたい」
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