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町田 人物風土記

公開日:2021.06.03

鶴川団地センター名店街のカフェでコンサートを開く「うまけん」こと
馬川 賢一さん
薬師台在住 52歳

地元愛しラブ&ピース歌う

 ○…鶴川団地センター名店街の中のステージがあるカフェ「プラスハートカフェ劇場」でライブを行う。アコースティックギターの弾き語り。歌うのはすべてオリジナル曲で地元ネタが満載だ。「ふらりとご飯を食べに来たお客さんが、たまたま僕の歌を聴いてくれて、リピーターになってくれたりして」と嬉しそうな笑顔を見せる。5月、6月は緊急事態宣言の延長によりお店が閉まり、コンサートも延期になった。「6月の開催はちょうど自分の誕生日だったのですが」と残念がるが、再開後の7月にその思いを爆発させる。

 ○…物心つく前から町田に。七国山小から山崎中、町田高校とずっと地元の町田っ子。小学生の頃に西友や大丸の屋上でカラオケ大会に参加し、ジュリーを歌うほどの歌好き。学生時代はロックバンドを組み「プロになりたい」と大学を2年で中退。当時の伝説的テレビ番組「いかすバンド天国」に出演したことも。「今と全く違って、ビジュアル系でしたけど」

 ○…本業は3R推進課の職員。ごみ減量の啓発のため、市内の幼稚園や保育園、小学校への出張講座やイベントで歌ったりトークをしたり。実は市内に一台しかない環境学習用のスケルトンごみ収集車「みえるくん」の生みの親。「当時の上司がどんどんやろうと言ってくれる人で、周りに恵まれました」とにやり。

 ○…好きなお酒を飲むために毎日最低10Kmのジョギングを欠かさない2人娘の父。子育てにひと段落してから再開した音楽活動は今後もずっと続けていきたい。長野の災害地に派遣されたときに感じた歌の持つ力。リラックスさせたり勇気を与えたり。「当たり前の生活はなくなった時に初めて気づく」と、このコロナ禍で、テーマのラブ&ピースを歌い続ける。

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