町田警察署は8月1日、同署内の道場で「町田駅合同刺股操法訓練」を実施した。小田急電鉄(株)、東日本旅客鉄道(株)(JR)、町田市役所の各職員が参加した。
これは隣の八王子市で7月10日、京王八王子駅校内にカマを持った不審者が現れ、駅員が刺股を使用して取り押さえた事件を受け、改めて町田駅の駅員・町田市役所の職員に刺股の正しい使い方を伝授しようとした取り組み。参加者らは刺股を手にして、有効的な操法を学んだ。
生活安全課の土屋昌志警部補は「刺股は相手が刃物などの武器を出した際に、被害を受けないために間合いを取るためのもの。抑え込んで捕まえるのではなく、自分やお客さんたちの安全を確保し、警察が駆け付けるまでの10〜15分を持ちこたえてくれれば」と説明。「相手を留めておくことが狙いなので、大声を出して威圧することも有効」と話す。
JR町田駅の駅員、加藤晴香さんは「実際に遭遇したら焦ってどうすればよいのかわからなかった。使い方を確認できてよかった」と話し、小田急町田駅の駅員、坂本真希さんは「使わないことが一番だが、もしもの時に扱えるよう、学んだことを他の駅員に共有したい」と話した。訓練を視察した警備課長の入澤慶一警部は「触ったことがないと、いざという時に使えない。継続的に訓練してほしい」と講評した。
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