9月はアルツハイマー病など認知症について理解を深めることを目的に「世界アルツハイマー月間」と定められている。都の認知症疾患医療センター(小松弘幸センター長=人物風土記で紹介)に指定されている鶴川サナトリウム病院では、認知症の手前の軽度認知障害(MCI)の段階での対応を強化。今年オープンした通院外来のトレーニングスタジオASMO(あすも)では身体活動、知的活動、教育活動を行い、認知症の進行を予防する。また訪問リハビリや訪問栄養相談なども実施し、在宅支援を行っている。
9月初めには同院入口近くのイートインスペースに認知症の発症予防から人生の最終段階までの流れを記した認知症ケアパスのパネルを設置。「その時期の当事者と家族の状態やどんな困りごとがあるか、どういう取組があるかなどが一目でわかるようにした」と小松センター長。また毎月、家族や介護者向けの認知症カフェを開き、同じ境遇の人がどんな悩みを抱えているかなどの情報共有を図っている。「誰もがなり得る認知症。早めの診断で進行を遅らせることは可能です。少しでも気になることがあればすぐに相談を」と話す。相談は同院窓口【電話】042・735・2222。
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