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町田 教育

公開日:2023.08.10

最古の1つ 「地域に感謝」
第一小が創立150周年

  • ▲創立150周年を迎えた第一小

  • 周年記念キャラを掲げる佐野校長

 町田第一小学校(中町)が今年度、創立150周年を迎えた。現在ある42の町田市立小学校のうち、最古となる4校の1つ。中心街にある学校として、存在感を示してきた。

 第一小が創立されたのは1873年。寺院境内につくられたのが始まりだったという。時代の変化や学ぶ文化が確立していくなか、合併や改称が行われ、「町田第一小学校」となったのは1952年。そして、町田市制施行となった58年に市立となり、街の中心街にある学校として、児童数が多く、他校からも一目置かれる学校となってきたようだ。

 第一小OBの60代男性は「私が通っていた頃は市街地に近いこともあり、親が商店を営む児童の割合が多かった。当時は今の第一小に隣接する芝生広場『シバヒロ』まで学校の敷地だった。遊びまわった記憶がある」と笑顔をみせ、「今も昔も第一小の子どもたちはまじめ、という印象。なんでかな」と笑う。

現在は

 現在の第一小はどうか――。

 同校の佐野友隆校長によると、在校生は今、6学年で700人を超え、近年は再び、児童数が増えているという。学校近隣に新築マンションが建設されていることなどが要因と考えられ、「町田市内の小学校で10年以上にわたり、校長職を務めてきたが、第一小の児童は素直で前向きな子が多い」と佐野校長は微笑む。

 また、今年度、創立150周年を迎えられたのは「地域の支えがあってこそ」とも。4月以降、記念事業を進めるなか、よりそのことを感じるようになっていると振り返る。

11月に催し

 第一小では11月17日(金)、150周年を記念する催しを同校体育館で開く。プロピアニストによるミニライブや、在校生による琴の演奏などを計画。会費は2千円で、サンドイッチやソフトドリンクを提供する予定という。

 時間は午後3時から5時で、この催し「地域に支えられて150年!感謝の会」を企画する創立150周年記念実行委員長の能條敏明さんは「より多くの卒業生に参加してもらいたい。母校が誕生して150年という重みを在校生、1万人を超える卒業生に感じてもらえればと思う」と話している。

 一方、「今回の行事を機に、各々で同窓会を開いてほしい。私は20年前の周年行事で旧友らと再会して以来、今も親交を温めている。同様に、皆さんにも同級生との再会を楽しんでもらいたいと思う」としている。

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