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町田 人物風土記

公開日:2024.02.01

3月に開催される音楽イベントの実行委員長を務める
鈴木 直也さん
南町田在住 19歳

野外にこだわり 音を届ける

 ○…「青空の下、気軽に音楽を楽しんでもらいたい」。野外音楽イベントの開催に向け、日々奮闘中。シンガーソングライターとしてPRの難しさを身に染みて感じている最中、目に入った1枚のポスターに飛びついた。市が若者の「やりたいこと」を後押しするという内容。「今は大変でけど、若い世代に発表の場や経験を提供できる」と誇らしげだ。

 ○…本格的に人前で歌うようになったのは昨年3月。素朴ながらも力強い歌声とギター一本で聴く人を魅了する。高校生の頃から漠然とステージに立ちたいと感じていた。卒業をきっかけに、思い立ったら即行動の精神で音楽の道へ。現在までに6曲を完成させ、ライブなどで披露している。「音楽とは栞。感情や思い出を引き出すきっかけになる。自分の曲が誰かの栞になってほしい」

 ○…最近は美味しいラーメン店探しに凝っている。これまでさほど興味がなかったが、11月に一人で西日本をヒッチハイクしているときに食べた京都のとんこつラーメンに感動。「とんこつは脂が重たいイメージがあったが、その店のはとても食べやすかった」と目を輝かせる。人を大切にし、人から愛される性格。イベントを進める仲間と町田のお店を巡るのも楽しみになっている。

 ○…イベントのテーマは「赤と青と緑」。赤は情熱、青は若さ、緑は自然。さまざまに変化する光の三原色だ。「町田を新しい色に染めたい」。音が耳に届いて、興味があったらすぐに聴ける野外という環境。騒音の点で会場探しは難航したが、妥協はしなかった。「音楽は言葉などを越えて1人残らず楽しめる。『誰も端っこで泣かない』音楽を届けたい」。穏やかな笑みの中に、強い意志が感じられる。

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