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町田 文化

公開日:2025.07.10

小学生が茶道体験
小山中央小で

  • 茶の点て方を真剣に学ぶ児童ら

  • 畳の上で行われた茶席体験

 小山ヶ丘にある小山中央小学校(浦木義尚校長)の6年生が先月、日本の伝統文化である茶道を体験する授業に取り組んだ。講師を務めたのは、町田茶道会(高野宗佳会長)の会員ら。同会では、市内の学校を回って茶道の授業を行っており、同校での体験は2015年から続いている。

 この日はまず、ランチルームに設けられた畳の上で3種類の「礼」の仕方を学んだ。それぞれの頭の下げ方や顔の向きの違いに意味があることを、児童たちは真剣な表情で聞き入った。続く茶席のデモンストレーションでは、正座をして所作を見守り、茶道の美しさや奥深さに触れた。

 体験では「お菓子・茶の頂き方」「茶のたて方」を実践。初めての児童も多く、慣れない手つきで茶筅を動かしながら、抹茶をたてた。自分でたてたものを作法にのっとり味わい、「おいしかった。でも自分のものと茶道会の先生がたてたお茶は泡立ちが全然違った」との感想も聞かれ、体験を楽しむ様子が見られた。

 高野会長は「町田市の文化・芸術のまちづくり計画が進む中、体験を通して子どもたちに文化を伝えていくことができれば」と語り、児童に向けて「習った礼を、これからの授業や挨拶に役立ててほしい」とほほ笑んでいる。

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