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町田 社会

公開日:2025.08.07

「声発しない会話」熱帯び中
ろう者など集まる手話の集い

 「手話を公用語に」――。町田市内にある喫茶店の一角で7月のとある日、「声を発しない会話」が熱を帯びていた。健常者やろう者、盲ろう者など、様々な人が集い、手話でコミュニケーションを取る「手話べり場S」のひとコマだ=写真。発起人の一人、ろう者の高橋節子さんは、そんな集まりの必要性を自身の経験から痛感するという。「キャッシュカードが機械に吸い込まれても、ろう者は電話で助けを呼べない。だから手話を広めたいと思ったんです」

 一方、もう一人の発起人、内堀章子さんもその思いを共有する。「手話は地域や世代で違う方言のようなもの。だからこそ顔を合わせて、コミュニケーションを取ることが大切なんです」。そして、参加する健常者らも「日本語の一つだから」「みんなと話したいから」と笑顔で輪に加わっていた。

 手話べり場Sは第1・3・5土曜と第4木曜に定期開催中。問い合わせは内堀さんメールsho224uchi@yahoo.co.jp。

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