町田 社会
公開日:2025.09.25
ゼルビア、アジア初参戦
16日 ホーム野津田で初戦
町田市を拠点とするFC町田ゼルビアのアジアの戦いが16日、始まった。「AFCチャンピオンズリーグ(ACLE)エリート」への参戦でホームの町田市陸上競技場(野津田町)にFCソウル(韓国)を迎え、初戦が行われた。
売店などが立ち並んだ試合前の会場には「アニョハセヨ」――の声が響き渡り、ゼルビアの紺色のものと共に赤いFCソウルのユニフォームを着たサポーターの姿がみられた。ソウルの応援のため、韓国からかけつけたというユーチューバーの男性はゼルビアサポーターと交流。エールを交換し、ゼルビアに所属する韓国人FW、ナサンホ選手の「応援もしたい」とその10番のユニフォームを掲げた。
総合スポーツクラブ「町田ゼルビアスポーツクラブ」の理事長でチームの創設に携わった守屋実さんは「東京都で戦っていたチームが世界に挑むようになるとは不思議な思い」と語り、街の誇りとして町田市民に応援されるようになっていることに「すごいこと」と話している。
インバウンド期待
ACLEは今後、リーグ戦、トーナメントと来年5月2日の決勝戦まで熱戦が繰り広げられていく。そのなかでゼルビアの活躍は町田でのインバウンド消費を生むきっかけの1つになるとみる向きもある。
多くの訪日客を迎え入れている原町田のレンブラントホテル東京町田の田川祐介・総支配人は町田のインバウンド消費の現状について、「当ホテルでは昨年比でマイナス。大阪万博などの影響が少なからずあったのではないかと考えている」とする一方で、ゼルビアのACLEへの参戦に「インバウンド消費という視点で大いに期待できる。町田全体で多言語化の取り組みや飲食店などの受け入れ態勢を強化していく必要があると感じている。当ホテルでは日本と町田を体験できるような商品構成と異文化への対応を準備していきたいと思う」と話している。
初戦はドロー
ゼルビアのACLE初戦となったソウルとの一戦は1対1のドローに。次回のホーム戦は11月4日(火)、オーストラリアのメルボルン・シティFCを迎えて行われる。
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