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公開日:2026.09.24

町トレ10年 地域主体の介護予防、定着 10月10日には交流会

  • 「大交流会」のチラシを持つ佐藤さん(左)と倉地さん

    「大交流会」のチラシを持つ佐藤さん(左)と倉地さん

 地域住民が主体となって介護予防を目的としたトレーニングを行う「町トレ」が開始10年を迎えた。取り組むグループは236まで拡大。来月10日には、10周年を記念した「大交流会」が開かれる予定だ。

 「町トレ(正式名称・町田を元気にするトレーニング)」は2016年に町田市独自の体操として考案。ストレッチと筋力トレーニングから成り、高齢者のフレイル(身体機能低下)を予防することを目的としている。自主グループで集まり週1回実施。コロナ禍にあった2020年以降でも毎年10グループ以上増え続けている。

 町トレの体操内容考案者の一人で理学療法士の倉地洋輔さん=人物風土記で紹介=は、「町トレが従来のフレイル予防の取り組みと異なる点は『地域主体』であること」と語る。従来は筋力トレーニングによる身体機能の維持を主目的としていた。しかし、町トレでは住民同士の交流が健康に与える好影響についても目を向ける。

 町トレでは最初の数回こそ講師が出向き講習を行うが、その後は講師や行政が多く関わらず、住民主導で継続していくことになる。次第に住民間にも関係性が生まれ、これが身体機能の維持にも効果をもたらすという。

調査結果も存在

 高齢者が自主的なグループの活動に参加することの効果はデータとしても示されている。2024年に発表された「町田市いきいき長寿プラン24―26」によると、2016年時点で要介護・要支援認定を受けていない人のうち、5年後に認定を受けている人の割合は高齢者全体で14・6%だったのに対し、町トレを含む週1回以上の自主グループに参加している人は8・4%だった。

 倉地さんによると「別の調査では『近所の人を信頼しているか』に対し『はい』と回答した割合と健康の間に正の相関がみられるというデータもある」という。地域の関係性があることで見守りにも良い影響があると考えられる。

継続へ向け

 10周年記念大交流会を主催したのは8グループで町トレに取り組む佐藤眞さんを中心とする「町トレ元気プロジェクト事務局」だ。佐藤さんによると開催の目的は「情報の共有」という。特に佐藤さんが注目するのが、30分の体操の後の時間だ。各グループでさらに住民同士の交流を深める活動を行っているケースが多く、どのような活動が親睦に効果的なのかを共有したいとする。「10年かけて町トレは市全体に浸透したと思う。今後の活動に向けて情報を共有したい」と話した。

 大交流会の会場はサン町田旭体育館。時間は午前10時から正午。参加は個人でも可能だが、9月29日(火)までの申込が必要。申込は町田市イベントダイヤルや市WEBサイト「イベシス」で。(問)同事務局【携帯電話】090・3450・2775

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