八王子版 掲載号:2017年8月24日号 エリアトップへ

東京都写真館協会コンテストで最高賞の都知事賞を受賞した 河村 優子さん 市内在住 42歳

掲載号:2017年8月24日号

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人生の節目を彩る仕事

 ○…初応募した3年前は新人賞を獲得。一昨年は2位にあたる都議会議長賞と順調に受賞歴を重ねてきた中での最高賞。作品のタイトルは『家族の温もり』。光の使い方や構図、そして家族の雰囲気が伝わってくる点が評価された。「自然に会話をしてもらう中で生まれた一枚」。その場の自然な雰囲気を空間ごと切り取るような写真を得意としている。

 ○…父の代から写真館を営む。物心がついたときからカメラを触っており、友達を撮影して遊んでいたという。短大卒業後に写真の専門学校に通うが「もっと厳しい環境でないと」と1年で退学。著名なカメラマン川地清広氏の下で修業を積む。印象的な光の使い方と構図によって、モデルの背景にある物語まで想起させるような写真に惹かれた。

 ○…23歳のときに実家で働き始めた。父は七五三の衣装を写真館で選べるようにした先駆けでもあったという。娘も時代の変化に敏感だ。「今は誰でも手軽に写真が撮れる時代。逆にプロの技が映える」。実質的に昨年から社長として働き、子ども服のセレクトショップ風のリニューアルも。「将来的にはカフェを併設したい」。リラックスして撮影に臨んでもらうための配慮だ。「10年前から『七五三の撮影の仕事はなくなる』って言われているけど、メイクしてかわいくなっていく子どもを嬉しそうに見守る親の顔を見ていると、なくなるはずがないと思う」

 ○…カメラマンという仕事が好きだ。思春期には「自分の通っている中学校の行事のカメラマンを父がしていて…」。父ともカメラとも距離を置いた時期も。今では「成人式の写真を父親と一緒に撮りに来て、娘さんが照れているのを撮るのが好き」と笑顔を見せる。最初は子どものために嫌々ついてきた様子の父親が撮影後に感動して握手を求めてくることもあるという。その人の人生の節目に立ち会う瞬間だ。そして思う。「この仕事は最高の仕事」

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