散田架道橋付近のけやき通りは、昭和42年ごろには「散田銀座」と呼ばれるほどににぎわっていたという。けやき通りが区画整理によって広がってから、沿道には次々と商店が出来ていった。ナカオ電化センター(散田町4)の中尾英敏さんは、中散田商店会の最後の会長を務めた。「当時、めじろ台の住宅街が造成されると聞いて、有志を募って商店会を作ったんだよ」。商店街の中でも、けやき通り沿いが通称「散田銀座」と呼ばれていたそうだ。「肉屋から八百屋まで20軒以上、日常生活には事欠かないくらいの商店街だった。夕方は買い物客でごった返していたよ」。それが世代交代などによって、店舗が減っていくと、客足も遠のくように…。往時のような輝きを取り戻せる時代はくるのだろうか。最近、通り沿いには、賑わいの兆しも見える。「また、活気が戻ってくると嬉しいね」
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