市内を中心に“月一ライブ”を始めた4人組バンド「フラチナリズム」のリーダーを務める モリナオフミさん 市内在住 34歳
真似から「魅力」生む創造者
○…2015年にメジャーデビュー。歌あり、笑いありのマルチバンドをヴォーカル兼エンターテイナーとして引っ張ってきた。「メンバーにはサポートしてもらいっぱなしです」。ゼロから企画を生み出すのが自分。仕上げるのが仲間たち、という関係性だ。今月から始めた”月一ライブ”企画も自ら発案。これまでは「何でも」仕事を受けてきたが、自分たちから発信するものを、と企画。飛躍の足掛かりにしたい考えだ。
○…ものまねタレントとしても活躍中。低音のため、歌手の福山雅治などがレパートリー。真似ることは、自身の芸能活動を支える力そのものだ。普段から出会う一人ひとりの特徴、仕草を観察し、吸収。ものまねだけでなく、パフォーマンス全般に生かしている。「情報収集も欠かしません。多くのことを知りたくて仕方がないんです」。その貪欲さがマルチな活動の源となっている。
○…高知県出身。お調子者な、子どもだった。自分が笑えば、相手も笑顔になる。自身の望む環境は自分でつくらなければならないと、友だちの前で”おちゃらける”一方で冷静な目をもっていた。たまたま耳にした、姉が聴いていた音楽ユニットの歌声に魅了されたのが歌に興味をもつきっかけに。「凄いパワーを感じた。自ら歌えば、力を得ることができるのではないかと思った」。以来、歌うことで目立つ、それが自身の歩む道となった。
○…八王子が今の自分たちを生んでくれた、と話す。市内の飲食店などで”流し”を行い知名度が上がっていったことがデビューにつながったと。「横のつながりが強く、流しにいく度に、次の場所を紹介してもらった。情に熱い人ばかり」。その恩返しのためにも、目標である単独武道館ライブの実現を目指す。「天才だから達成できたと言いたいですね」。ものまねの練習、体幹トレ…、かげの努力を見せず、天才を「真似」ながら近づいていくつもりだ。
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