八王子版 掲載号:2018年7月12日号
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八王子まつり 賑わい 「上地区」へ 渡御向き変更 絵灯篭拡大

文化

重さおよそ4t、関東でも有数の大きさを誇る千貫神輿
重さおよそ4t、関東でも有数の大きさを誇る千貫神輿
 甲州街道周辺を会場に行われる「八王子まつり」(8月3、4、5日)で、八王子駅に近い「下(しも)地区」から、八幡町交差点以西の「上(かみ)地区」へ見物人を呼び込もうという動きが進んでいる。

従来と「逆へ」

 300年ほどの歴史を持つといわれる八幡八雲神社(元横山町)の「下の祭り」と多賀神社(元本郷町)の「上の祭り」。これが昭和43年(1968)に統合して「八王子まつり」になった。

 上と下の区別は、八王子城に近い側を「上」と、遠い方を「下」と呼んだことに由来するという。現在は八王子駅に近いこともあり、「下地区」に見物人が集中しがちだ。

 そこで、その賑わいを少しでも上地区に誘導しようと、多賀神社では市の有形文化財でもある同神社の「千貫(せんがん)神輿」を担ぐ8月5日(日)の「担ぎ渡御(とぎょ)」の向きを変更。今年は八幡町交差点から出発して追分町交差点で終了と、従来とは逆向きのルートで担ぐことで、神輿を追いかける見物人を上地区へ呼び込む。

 「下に近い方だと大横町付近まで氏子が住んでいる。そちらの方から多賀神社にお参りに来ていただくのにもご不便がなくて済む」と同神社の河村大樹宮司。「5日の渡御はお披露目の場。4日に行う巡幸の方が神事としての意味合いが強い。従来のルートで行う」。巡幸は神輿を御所車に乗せた状態で各所の氏子を巡って神事を行うもので、明治時代以前から途切れていないという。

 千貫神輿は毎年1800人ほどが担ぐ。渡御を取り仕切っているのは「多賀睦(むつみ)」。責任理事の小島圭輔さんは「担ぎ手から、『上げたときに鳥肌が立つ』と感激されるほど立派な神輿。向きを変えるために念入りに1年かけてやってきた。一致団結してやりたい」と話す。

名物になれば

 千人町1丁目町会(飯田功町会長)はまつり期間中、甲州街道沿いに絵灯篭を飾っている。今年は規模を拡大し「賑わい創出」に力を入れる。

 町会の森上秀男さんが09年、多賀神社の参道に20基の絵灯篭を飾ったのがその始まり。11年から「千人町で」となり14基を街道沿いに掲出した。

 「西八王子駅からの見物人に楽しんでもらいたい。『上地区』のまつりの楽しみのひとつに、千人町1丁目の名物にもなれば」。昨年までの灯篭は廃棄し今回すべて新調。31基に増やした。

 5月下旬から製作にとりかかり、大工、電機工、襖貼り職人などの町会員がそれぞれの技術をいかし協力した。灯篭に張る絵は62枚。地域の子どもや八王子芸者衆も描いた。なお、これまで障子紙を使っていたが今回から和紙に「グレードアップ」した。

 追分町交差点から東京トヨペット(千人町)の前まで飾られる。飯田さんは「上(地区)を盛り上げようと。少しでも賑やかになれば」と話す。

【上】絵灯篭の準備をする千人町1丁目町会の会員。左端が飯田会長。右端が森上さん/【下】昨年の様子
【上】絵灯篭の準備をする千人町1丁目町会の会員。左端が飯田会長。右端が森上さん/【下】昨年の様子

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