八王子を拠点に活動するシンガーソングライター(SSW)の 古矢 奈穂さん 都内在住
切なさ ピアノで弾き語り
○…来年1月、奉仕団体主催の公演で演者の一人として初めてオリンパスホールのステージに立つ。「告知をしたらファンの方がSNSでざわついて。とてもありがたいことです」。ピアノ弾き語りの姿は、市内のイベントでおなじみ。「1日で3つの催しに出たこともあります」。魅力は艶やかな歌声と明るい性格。持ち歌は50曲程度ある。その切ない歌詞は、今もよく聴く古内東子さんの影響が大きいそう。
○…音楽に出あったのは小4のとき。友人の影響でピアノを始めた。高校ではカラオケ好きな友だちと文化祭でアカペラを披露。市民ホールの大きな舞台は初めての経験だった。「こんなに自分たちのことを観てくれるんだ」。その感動がSSWをめざす契機に。専門学校を経てフリーターをしながら活動を始めた。
○…北千住、溝の口、新宿などで歌っていた。「あまりCDは売れず。3時間やっても5枚くらいでした」。そんなとき知人からアドバイスが。「八王子って実家から近いよね」。やってみると1時間で数十枚が売れた。家族やカップルがよく聴いてくれたそう。それからこの街がホームに。4年前から本格的にライブを開始し今は月に5、6本、どこかの街で歌声を響かせている。八王子だけは毎月欠かしていない。
○…趣味は料理。「食べるなら美味しく。そう考えるようなってから自分で作るように」。好物は海鮮料理。地方遠征したとき、その土地のものを食べるのも大きな楽しみだ。今後については「メジャーデビューなどより、とにかく自分を知ってくれる人を増やしたい」と目標を語る。「(夢は)イタリアでパスタを食べてみたい。でも飛行機が嫌いだから無理かな」と無邪気にほほ笑んだ。
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