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産千代稲荷神社 コロナ 終息願い 「できることを」 特別神事

文化

掲載号:2020年3月12日号

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 新型コロナウイルスの感染者が増えるなか、一刻も早い終息を願い、小門町の産千代稲荷(うぶちよいなり)神社で3月7日、湯立神事が執り行われた=上写真。小泉宜久宮司によると同神社で行うのは「前例のない」ことで、「様々催しが中止になり残念な思いをしている方も多いはず。何かできないか、と思い立ちました」と話した。

流行りやまい止めた「湯立」子安神社で毎年

 湯立神事とは境内に斎竹を四隅に立て、神官が笹の葉で作った「湯たぶさ」を湯釜に浸し呪文を称え、参拝者にその湯玉をかけ「無病息災」を祈願するもの。小泉宮司が兼務する中野山王の子安神社では毎年、夏季大祭に行っている。

 小泉宮司は2月末、毎年4月に産千代稲荷神社で実施している祭事の開催について集まるなか、周囲の助言で湯立神事を思いついた。「イベント、祭りの中止をはじめ、結婚式も延期になったり。自分がずっと参加していた東日本大震災被災地の慰霊祭も中止になった。寂しがっている人はいる。自分が何かできることを」。そんな思いで今回特別に、同神社で湯立神事を執り行うことを決めた。

参拝者「元気づけて」

 子安神社の湯立神事は江戸時代に始まったとされる。疫病が流行るなか、神事を行ったその年は広まることがなかったそう。逆に神事を止めるとその年から再び流行しだしたという。以後、流行りの有無にかかわらず毎年実施するようになったと言われている。「伝説と叡智の力を合わせ終息につながれば」

 参拝した市民は「困った時の神頼み。みんなを元気づけてほしい」と期待をした。なお市内の他の神社によると「(決まった祭事の機会でなく)湯立神事をするのは八王子では珍しいことでは」と話した。

地元の水でお祓い

 神事に使った水は、子安神社から汲み運んだ清水と、産千代稲荷神社にある井戸水を足したもの。小泉宮司によると「この地域のお祓い」の意味を込めたそう。

 湯立神事は7日以外の日にも行われた。子安神社でも実施された。

湯釜から笹を取り出す小泉宮司
湯釜から笹を取り出す小泉宮司

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