青空(そら)レディースクリニック(旭町)の院長でこのほど、セルフケアについての本を監修した 金子 透子(さとこ)さん 市内在住
健康な人 増やしたい
○…意識をした生活の積み重ねが、その人の健康を作っていく。開業し10年目。患者と接する中で訴えてきた「セルフケア」の大切さを1冊にまとめた。「深い呼吸をする。血流をよくする。心を穏やかに保ち、よき生活習慣を心掛けると自律神経系、免疫系などがうまく働きます」。1年前から準備を進め、この春、刊行。「初めての本」が手元に届き「形になって嬉しい」と笑顔をみせる。「自ら健康になろうとする全ての人に読んでもらいたい」
○…関西で生まれ、埼玉県で育った。子どもの頃は「冬でも半ズボンを履いていて、いつも男の子に間違われていた」そう。当時の夢は「学校の先生」。医師を志したのは、健康に関心が強かった父、看護師の資格を持つ母の影響が大きい。医大の研修で出産現場に立ち会い、生命誕生にふれたことで産婦人科医をめざすように。開業からこれまでを振り返ると「大変だったこと、後悔が残ることも多々あります」
○…大学生のとき、仲間と一緒に演劇を始め、その後旗揚げされた劇団で今も団員として活躍する。「生の舞台を通じて、愛と善意、勇気と情熱、そしてユーモアを伝えたい」。そんな趣旨で家族向けの演劇を地域の小学校などで披露している。これまで100ステージほどに出演。今年は死について「面白おかしく」考えてもらう劇を企画しているそう。
○…「自らできる、健康になる知恵がたくさんある」。ヨガは大学時代、知人に誘われ好きになった。本で紹介している生活改善のメソッドはヨガに基づいているものも多い。何度も口にする「健康」とは?「自分の人生をいきいきと生きるために欠かせないもの。自分次第で手に入ります」。手にする人が増えることを願っている。
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