任期満了に伴う東京都知事選は7月5日投開票され、現職の小池百合子氏が再選した。八王子の有権者からは「コロナ対策にさらに力を入れてほしい」などの声が聞かれた。
都知事選には前回2016年の21人を上回る、22人が立候補。コロナ禍の選挙戦となり接触機会を避けるため、インターネットを通じて訴える戦略に徹する候補者が多く見られた。
都選挙管理委員会が発表した確定投票率は55・00%。前回の59・73%を4・73ポイント下回った。
小池氏は政策の中で多摩地域について「生産拠点の国内回帰に際しての多摩への誘致強化」「多摩地域における英語村の開設をはじめ、学生・ビジネスパーソン含めた都民の英語習得環境の拡大」などを掲げていた。
今回の結果について八王子市内の有権者に聞いた。
50代女性経営者は「コロナの今は緊急時」とし「医療、経済などについて機敏な対応ができるか」を見て票を投じたそう。小池氏については「行動力があるようだが、自分の都合優先な点も垣間見られる」とし「後世に委ねる思いで、5年、10年先に評価される施策を期待したい。都民のために不断の努力で臨んでほしい」と話した。また「コロナ第2波がきたら国政はより混乱する。そんなとき、自治体単位での施策が大切になってくる。できることをどんどんやってほしい」と加えた。
70代男性は「首都の顔として行政経験を重視」し1票を託した。小池氏については「公約を実行していない所もあるが」としつつ「災害に強い東京にしてもらいたい。コロナもあるので都民の命と健康を守ってほしい。五輪については都民の理解を得た上で開催してもらえれば」と話した。
30代主婦は「コロナ対策」を判断材料とし、小池氏に対しては「しっかり対応していると思う」とした。引き続き力を入れてほしいとしつつ「学校では子どもたちは黙って給食を食べるなどしている。一方、大人は『夜の街』で感染しているという。子どもたちの方が割を食っているようにもみえる。子どもや先生らをしっかりケア、サポートしてほしい」と話した。
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