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高尾、島根に縁あり 駅店舗 出店のきっかけ

文化

掲載号:2020年10月29日号

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JR高尾駅北口駅舎
JR高尾駅北口駅舎

 JR高尾駅北口駅舎は、古い歴史をもつ。現在テナントとして入店している雑貨店、カフェは今年開店10周年を迎えた。歴史的な建物内への出店は、八王子と島根とのある縁がきっかけだった。

開店10年 2つのつながり出雲大社模す

 現在の高尾駅北口駅舎は1927年、島根県の出雲大社を模して建築された。二重の破風をもつ切妻屋根が特徴で、木造建築の美しさから、97年には第1回「関東の駅百選」にも選ばれた。

 趣きあるこの駅舎内に店を構える生活雑貨店「群言堂(ぐげんどう)」とカフェ「一言堂(いちげんどう)(ichigendo)」を運営しているのは、島根県大田市に本社を置く(株)石見銀山生活文化研究所。北口駅舎内唯一のテナントだ。両店は出店して今年で10年になるが、そこに至るには「八王子(高尾)と島根」の、ある2つの縁があった。

JRが打診

 1つ目は高尾駅設計者の曽田甚蔵が、その地域のシンボルと言える出雲大社近くの旧大社駅も手掛けていたこと。

 2つ目は、江戸時代に浅川に堤防を築き、八王子のまちの基礎を作った人物・大久保長安が徳川家康の指示で石見銀山を管理していた際、同社のある大森町のまちづくりにも携わっていたこと。

 北口駅舎には2005年以降、ナショナルチェーンが入居し、幾度か入退店を繰り返していた。駅を管理するJR東日本が「定まらない」テナントを探していたところ、「駅舎の歴史と関係する」同社に声をかけた。同社は石見銀山を拠点に、全国で32店舗を展開している。当初は「観光客の客足はそれほど多く見込めないのでは」と躊躇したが、2つの「縁」から出店を決めた。

雰囲気に合う

 両店の事業担当部長の石田健一さんは、「商業的な目的のためだけでなく、会社として歴史を大切にしていたことから、出店を希望した」と話している。同店について駅前に商店を25年間構える安田静子さんは、「北口駅舎は、若い人たちもよく記念写真を撮っているところを目にする。人を惹きつけるのだと思う。駅舎の雰囲気と合っていて素敵だ」と話した。

群言堂の石田さん
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