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八王子版 公開:2021年6月10日 エリアトップへ

富士森公園上柚木公園 市内2球場 新愛称に スリーボンドが命名権

社会

公開:2021年6月10日

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スリーボンドベースボールパーク上柚木(上)とスリーボンドスタジアム八王子(下)
スリーボンドベースボールパーク上柚木(上)とスリーボンドスタジアム八王子(下)

 八王子市が募集していた富士森公園(台町)と上柚木公園(上柚木)の両野球場のネーミングライツ・スポンサーに(株)スリーボンド(南大沢)が決定した。命名権料は、施設維持やスポーツ振興などに活用される。

 新しい愛称は「スリーボンドスタジアム八王子」(富士森公園野球場)と「スリーボンドベースボールパーク上柚木」(上柚木公園野球場)。命名権料は富士森が年額500万円、上柚木が200万円。使用期間は6月1日から5年間。

 富士森公園野球場は、2016年から5年間にわたって大和ハウス工業(株)南多摩支店(南大沢)が命名権を取得し、ダイワハウススタジアム八王子の名称が使われてきた。上柚木公園野球場にとっては、初のネーミングライツ導入となる。

「地元に恩返し」

 スリーボンドは、江東区創業(1955年)だが67年、市内の狭間町に、2015年、南大沢に移転した。今回のネーミングライツに関わった営業本部本部長の宮内強史さんは「八王子で50年以上と縁も深くなっており、我々なりの恩返し」と話す。

 2年ほど前から「次は手を挙げたい」と考えてきたという。2球場は「セット」ではなかったものの「『どうしても欲しい』という意思表示」として名乗り出た。その理由として「BtoB企業なので知名度の向上が課題」として、今回のネーミングライツは「絶好のコマーシャル」と話す。

 また同社には軟式野球部があり、軟式界でもっとも権威のある「天皇賜杯」で準優勝(13年)したこともある。かつては硬式野球部もあり、1985年には都市対抗野球大会に出場した歴史もある。

 「いずれ『幼い頃、あそこで野球しました』という学生が就職活動で来てくれるかも」と長いスパンでの構想だ。「5年を超えて継続していく意思がある」という。

 担当する市スポーツ施設管理課によると延長については協議によって可能だという。命名権料は原則、その施設の維持管理に使われるそうで「名称に負けないように、恥ずかしくない施設にしていきたい」と話す。

ネーミングライツとは

 ネーミングライツは条例で定める施設名とは別に、愛称を決める権利を持てる仕組み。2球場のほか、市内ではコニカミノルタサイエンスドーム、エスフォルタアリーナ八王子、東京フットボールセンター八王子富士森競技場、J:COMホール八王子がある。
 

宮内本部長
宮内本部長

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