八王子市は10月の定例記者会見で、「緊急事態宣言解除後、本市初めての大型イベント」として八王子いちょう祭りについてPRした。催しは、11月20日(土)と21日(日)に規模を縮小し、開催される。
八王子いちょう祭りは、例年2日間で約50万人を集める催し。市内で「四大祭り」の1つとも呼ばれる。追分町から高尾エリアまでの甲州街道約4キロとその周辺が会場となる。主催は同祭典委員会。
コロナ禍により、昨年は開催が危ぶまれたものの、大きく形を変えて実施した。パレードや出店を取りやめ、スマートフォンを活用したウォークラリーを軸として「新型コロナウイルスの感染を広めない」(主催者)ように徹底して対策をとった。「三密のないいちょう祭りを実施できた。今回も感染予防をしながら開催することで、来年には本格開催を目指す。そして今後開かれるほかのお祭りの先駆けとして、参考になれるような形にしたい」と祭典委員会では話している。
関所実施・規模縮小
今年は会場の数を12から4に減らし、出店の数は例年の1/3に。出店のテントとテントの間隔を広げ、お土産品以外の酒類は販売しない。ステージイベントやパレードは行わない。
一方で、いちょう祭りで名物ともいえる、通行手形を持って各関所をまわる「関所オリエンテーリング」は、20日・21日に実施。関所の数を減らし、時間のかかる「焼き印」ではなくスタンプにすることで、接触機会減少の工夫をする。
開催中のものも
また、すでに開催中のものとして、11月30日(火)まで、陵南いちょう会館(東浅川町)での日本遺産認定記念作品展「桑都・八王子展」がある。日本遺産の構成文化財をテーマに、市内ゆかりのアーティストによる芸術作品を展示している。
なお、昨年に引き続き、スマートフォンアプリをを使った「むーちゃんスタンプラリー」を開催中。全39カ所に設置された「むーちゃんゲート」に行くことで、デジタルスタンプを入手でき、その数に応じた景品に応募できる。こちらはすでに開催中で、期間は11月30日まで。
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