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八王子 人物風土記

公開日:2022.02.03

認定NPO法人CESの事務局長で「かてかてアート展」の実行委員長を務める
土居 幸仁さん
絹ヶ丘在住 60歳



お互い責めないで 





 ○...元々能力主義については考えるところがあり、また小学生の頃、障害のある同級生との関係が対等でないことに「違和感」を覚えていたことなどがきっかけ。大学生のとき障害児の介助で初めて障害のある人と関わりをもった。大学院の後は、障害のある人らとものづくりに勤しんだ。今は知的に障害のある人たちの地域生活を支援する団体等の代表として、誰もが幸福に生きられる社会の形成をめざす。





 ○...愛媛県今治市にある伯方島で生まれ育った。仲間と海で泳いだり、或いは伯父に連れられアジ釣りやタコ採りに行ったり。高校時代は下宿先から夜逃げをしたことも。島にはたくさんの思い出がある。中学は柔道部、高校はボート部で主将を務めた。中央大学への進学に伴い上京。八王子は30年以上、暮らしている。





 ○...料理が好きで蕎麦を打ったり、コーヒーは焙煎からすることも。一方、体を動かすことも熱心で毎週のランニングは欠かさない。「50歳になった時、10年後にはトライアスロンに挑戦と決めました。ですが気がついたら昨年末、60になっていました」と笑う。





 ○...障害者への理解は進んでいると考える。「LGBTの認知度が上がるなど多様性は認められる社会になりつつある」。ただバリアフリーは進む一方、「目に見えない障害のある人に対してはもう少し」とも。その上で「みなさんが障害のある人と知り合う機会を増やすことが自分の仕事」とする。さらに理解を深めるには「一人ひとりが幸せになれればもっと世の中は寛容になれるはず。だから自分自身を大切に」と呼びかける。「自己責任と言わず、そもそも迷惑をかけたり失敗をするのが人間。お互い責めないでいきましょうよ」

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