八王子版 掲載号:2022年4月28日号 エリアトップへ

八幡町出身塩野峻平さん 新人監督が劇場上映 コロナ禍、生き難さ描く

文化

掲載号:2022年4月28日号

  • LINE
  • hatena
作品のチラシを手にする塩野さん
作品のチラシを手にする塩野さん

 八幡町出身で中央大学(東中野)を昨年卒業した映画監督、塩野峻平さん(23)が手掛けた映画作品「to...」が、「池袋シネマ・ロサ」で4月30日から1週間上映される。コロナ下で感染することもなく、日常を送る「端の人」のもどかしさと希望を描いている。

普通の生活「端の人」

 作品では「コロナ禍で『普通』に生活はできるが、悩みや葛藤を抱える人」を描く。進学で上京したが、大学に通えず実家に帰る新入生、オンライン面接など就職活動をしながら将来を不安に思う大学3年生、表現する場が失われる舞台役者など、3本の短編をまとめたオムニバスとなる。

 塩野さんは「感染せず後遺症もなく、ニュースで注目されない『端の人』。もちろん恵まれているけど、生きにくさもある。そんな人たちを撮りたかった。ネガティブなものではなく、いつか明けるよねという前向きな作品になっている」と思いを話す。

中大で映像制作

 出身は八幡町。中央大学多摩キャンパス(東中野)に通い、放送研究会で映像の制作を始めた。地元商店街や企業のプロモーション映像、自主映画を制作。一昨年、映画祭で賞を受賞するなど実績を積んできた。

 一方、コロナ禍が始まったのは大学3年のとき。自宅待機でオンライン授業の日々だった。自身は「大丈夫だった」が、連絡が取れなくなった友人や地方に帰る知人など、周囲はさまざまな影響を受けていた。

 制作し始めたのは昨年2月。ドラマ制作会社の内定を辞退し、監督をやろうと決心したときだった。塩野さんは「自分の名刺代わりに作品を撮りたかった」と振り返る。

 クラウドファンディングで資金を集め、出演者は100人を超える応募からオーディションを実施。挿入歌を担当するアーティストはユーチューブで探し、自ら依頼した。塩野さんは「大半の人が共感するテーマだと思う。劇場に見に来てもらえれば」と願いを込める。

 同作の上映は4月30日(土)から5月6日(金)。上映館は池袋シネマ・ロサ。当日1500円。

作品の一場面=公式サイトより
作品の一場面=公式サイトより

八王子版のトップニュース最新6

医療刑務所跡地を初公開

八王子駅南口

医療刑務所跡地を初公開 経済

拠点整備前に機運高め

6月23日号

地域の財産「知って」

ハチオウジゾウ

地域の財産「知って」 社会

発掘現場で源原さん講義

6月23日号

「15話」で伝える原発事故

「15話」で伝える原発事故 文化

初沢町の喫茶店 写真集う

6月16日号

「東京手仕事」で入賞

元横山町石塚染工

「東京手仕事」で入賞 文化

江戸小紋バッグ 共同開発

6月16日号

多摩織工芸館が誕生

桑都物語協議会

多摩織工芸館が誕生 文化

繊維貿易館3階に新拠点

6月9日号

すごろく SDGs身近に

JCI八王子

すごろく SDGs身近に 教育

八王子独自ルールで製作

6月9日号

あっとほーむデスク

  • 6月23日0:00更新

  • 6月16日0:00更新

  • 6月9日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年6月23日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook