神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2022年6月9日 エリアトップへ

桑都物語協議会 多摩織工芸館が誕生 繊維貿易館3階に新拠点

文化

公開:2022年6月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
手織り機と伝統工芸士の澤井惠子さん(右)、馬場さん
手織り機と伝統工芸士の澤井惠子さん(右)、馬場さん

 日本遺産の構成文化財の一つ「多摩織」に焦点を当てた新拠点「多摩織工芸館」が6月5日、八幡町に開館した。八王子織物工業組合が管理する八王子繊維貿易館3階で、市ゆかりの芸術家らによる構成文化財をテーマにした作品を展示。日本遺産の関連情報に触れられるほか、手織り機の体験講座を開く。

 都内で唯一、日本遺産に認定された八王子市のストーリー「霊気満山 高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語」。多摩織を活用しようと、同組合と日本遺産「桑都物語」推進協議会の連携により開館が実現した。

 「日本遺産 桑都・八王子展」と称した作品展では市内在住や拠点のある芸術家11人が制作した絵画、彫刻、陶芸など11作品を展示。開館日は基本毎月2日間で今月は5日と19日。7月以降は第1土曜日と第3日曜日で、無料で入場できる。

 同展はこれまで高尾599ミュージアムなどで開催してきたが、常設の形式は初。同協議会の事務局を担う市日本遺産推進担当は「新しく施設をつくることはなかなかできない中、街中に拠点ができたことはありがたい」と期待を込める。

開館日に手織り体験

 同館では開館日に合わせて、多摩織伝統工芸士の指導のもと手織りの体験講座を開講。予約制で1日2回、6人ずつを受け付けている。例年はこの場所で年1回実施しており、初の通年開講となる。各回1時間半ほどで、同組合の手織り機を使用。できあがった織物は後日もらうことができる。伝統工芸士の一人、馬場照郎さん(78)は「昔からの織物の歴史がある八王子だが、改めてこのような場所があることを知ってほしい。体験は貴重な機会なので、楽しんでもらえたら」と呼びかけている。

 詳細は同組合【電話】042・624・8800。

八王子ゆかりの芸術家による作品を展示
八王子ゆかりの芸術家による作品を展示

八王子版のトップニュース最新6

「八学」が準優勝

⾼校男子バスケ大会

「八学」が準優勝

全国16校がしのぎ削る

4月18日

「ごみ少ない街」で連覇

八王子市

「ごみ少ない街」で連覇

リサイクル率は2位継続

4月18日

ハチオウジゾウ 故郷へ

ハチオウジゾウ 故郷へ

化石 発見者が市に寄贈

4月11日

スノボ全日本で優勝

難波空良さん

スノボ全日本で優勝

手術乗り越え 来季プロに 

4月11日

文化庁 100年フードに

八王子のふるさと料理

文化庁 100年フードに

地域で継承する食に認定

4月4日

「座談会」で悩み共有

市内子育て支援団体

「座談会」で悩み共有

活動認められ文科省表彰

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook