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公開日:2022.09.15

寺田町西谷さん
スケボー世界大会へ
10月 アルゼンチンで開幕

  • 意気込みを語る西谷さん=市内で9月6日

  • 競り合いながら走行するデュアルスラローム。決勝等で採用される試合形式。中央右が西谷さん=本人提供

 寺田町在住の西谷(にしたに)流星(りゅうせい)さん(20)がスケートボードのジャンル(種目)の一つ「スラローム」で、10月27日から行われる世界大会に出場する。会場はアルゼンチンで、スラロームの公式な世界大会は初開催だという。

国内で連続王者

 「スラローム」はコースに置かれた障害物のパイロンを避けながら、ゴールまでのタイムを競う種目。西谷さんは2017年から19年まで各種大会で高いポイントを獲得したシリーズチャンピオン。20年と21年は、コロナの影響で大会自体が開催されなかった。

 西谷さんは今回、日本代表(男性3人・女性2人)の1人として出場する。8月には、日本オリンピック委員会に加盟する一般社団法人ワールドスケートジャパンが主催する選考会を兼ねた大会で優勝している。

 西谷さんは都立八王子拓真高校(台町)を卒業。大会に備えて休みが取れるように、パートタイムで運送業の市内事業所に勤務している。

オリンピック種目なるか

 昨夏の東京2020オリンピックで、スケボーの中では採点種目の「パーク」「ストリート」が採用された。一方、西谷さんが取り組む「スラローム」は、五輪では未採用。今回の世界大会は世界的な機構のワールドスケート(本部・スイス)が主催で、西谷さんは「オリンピック種目採用に向けた布石の意味も含まれているのでは」と推測する。

 初の公式な世界大会に出ることで「世界の中で自分がどの位置にいるのか分かるのが楽しみ」と西谷さん。海外勢の強さについては、海外大会の動画などを参考にしつつ「(動画からは)路面状況も風の有無もわからないので判断が難しいが、上位を狙える余地はある」と考えている。

 距離やパイロンの本数など、コース情報について事前に公開されることは少なく、今大会も直前の練習までは不明の見通しだ。日本では大会が行われていない「ジャイアントスラローム」と呼ばれる、下り坂を利用した長距離のコースも予定。西谷さんは、この未体験のコースにも挑む。

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