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公開日:2022.11.03

マイナカード
普及へ市独自ポイント
12月開始、国施策と並行

  • 八王子市役所1階の市民課で、カードの各申請手続きを受付

 政府が2022年度中にほぼ全国民への交付を目指すマイナンバーカード。目標達成のため各自治体が促進施策に取り組む中、八王子市は独自の「八王子マイナポイント事業」を12月に開始する。政府が進めるキャンペーンと合わせ、カード普及を図る狙いだ。

3千円相当を付与

 八王子マイナポイント事業は、申請期間を12月1日から来年2月末までに設定。同市の住民票があり、マイナンバーカードを取得した上で申請すれば、3千円相当のポイントが受け取れる仕組みだ。カード取得で最大2万円相当が付与される国の事業「マイナポイント第2弾」と合わせると、条件を満たせば最大2万3千円相当になる。

 八王子市のカード申請数は、昨年12月から今年5月にかけて月間3千人台から4千人台で推移。市が普及促進強化月間として、市内各所で出張申請窓口を設置した6月は5112人に。政府が6月末から9月末の期間で打ち出したポイント第2弾に合わせて、7月から9月は8874人、1万5856人、2万7千人と急増した。

市内申請率は64%

 9月末時点の申請率は、全国の61・78%に対し八王子市は64・22%。交付率は全国、同市ともに約49%でほぼ並んでいる。政府のポイント第2弾の期限は、当初の9月末から12月末に延長。市デジタル推進室は「12月にかけて(申請数の)山が来る」と見込み、政府の施策と合わせて市独自のポイントを周知し、申請を促す考えだ。

 市のポイント申請は、パソコンやスマートフォンを通じてウェブ上で受け付ける。申請方法は今月中に市サイトなどで公表する予定だ。市デジタル推進室は「まずはマイナンバーカードを知ってもらい、申請してもらうのが第一」とした上で「今後の目的はカードを使ってもらうこと。各種手続きなど、日常生活の中で使う場面を増やしていく必要がある」と先を見据える。

 独自ポイントについて市は、物価高騰の影響を受ける市民や事業者の支援に位置づけ。9月に補正予算を計上している。

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