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公開日:2023.01.05
八王子独自ペイペイ還元
上限達し前倒し終了
うれしい悲鳴、無風の店も
八王子市で昨年12月に行われたスマートフォンを使った決済サービス「Pay Pay」(ペイペイ)のポイント還元キャンペーンが、予定より9日早い12月22日で終了した。予算上限額に達したためで、参加店舗からは「お客さんが2、3割増えた」「単価の高い品物が売れた」という声があがる一方、「特に客足に変化はない」「業種的に還元の影響を受けにくい」といった無風の店舗もあった。
この「八王子を元気に! 最大25%戻ってくるキャンペーン」は、今回が第4弾。例えば参加店でペイペイを使って3000円の決済をすると、25%(750円相当)の次回使えるペイペイポイントが付与されるという仕組みだ。
2021年12月に行われた第1弾は還元率20%、22年1月に行われた第2弾は飲食店のみの参加で還元率30%、同年7月実施の第3弾は25%の還元率。いずれもコロナの影響を受ける中小事業者の支援策として、市がペイペイ事業者に委託し実施している。予算は第3弾と第4弾合わせて7億9766万円を事業費として計上している。
キャンペーンが前倒しで終了するのは今回が初めて。市はウェブサイト上で「予想を上回るご利用をいただき、ポイントの付与総額が予算上限の金額に達した」と説明。誤解を避けるため、キャンペーンのPRチラシやのぼり旗などの撤去を参加店舗に呼びかけた。
店の声さまざま
打越町で地場野菜の販売や加工などを行う「もぐもぐランド」では、「精肉など単価が高い商品がよく売れた」という。正月用の贈答食品も昨年に比べて早く売れ始めたため、店頭の数を増やした。市内に4店舗を展開する「独楽寿司」では、「11月と比べて客足が2、3割増えた」と振り返る。理由について同店担当者は「第3弾実施時も客足は大きく増えたが、今回は忘年会利用もあいまった。回を重ねるごとにキャンペーンの認知度も上がり、利用客も慣れてきているのでは」と分析する。
一方で、自動車関連の商品を扱う参加店は「ペイペイ払いの人はいたが、前月と比べて客足自体に変化はみられなかった」と話す。旅行関連の参加店も「キャンペーン中だからといって来客数が増えることはなかった」と総括する。決済1回につき還元ポイントには上限がある(2000円相当/8000円以上の支払額で付与される)ことから、比較的高額な商材を扱う業種では影響が出にくいといった傾向もみられた。
他にも「第5弾があるならまた参加したい」「キャンペーンが始まる前に客の買い控えを感じた」という声もあった。
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