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公開日:2023.06.01
八王子中屋ジム佐々木尽選手
母校・別所中で食育
1年生140人に出前授業
八王子市立小・中学校の子どもたちを対象に市が毎年取り組む、給食を通じた「『五つ星』そろえて体力アップ献立」。事業の一環として、八王子中屋ボクシングジム(南町)所属の佐々木尽選手(21)が5月25日、母校の別所中学校で出前授業を実施。体育館で1年生約140人と交流し、教室で給食を一緒に食べるなど親睦を深めた。
スポーツ選手が実践している食事法を学校給食に取り入れ、子どもたちに食への関心を高めてもらおうという取り組み。2016年度に八王子市が開始した。主食と主菜、副菜、果物、乳製品の5つの要素をバランスよくそろえた献立を「五つ星」とし、市立小・中学校と義務教育学校で食育を展開している。
卒業以来の母校訪問となった、WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木選手。体育館のステージでは、代表生徒がグローブを着用して佐々木選手にパンチを打つボクシング体験の場が設けられたほか、佐々木選手への質問タイムも。「食事のケアは」との問いには「好き嫌いなくまんべんなく食べている」と回答。魚や肉などたんぱく質を意識的にとることも話した。いつからプロを目指していたかを聞かれると、中3のとき、クラスで将来の夢として「ボクシングの世界王者」と発表した話を披露。「恥ずかしいことではない。人前で夢をどんどん言ってほしい」と呼びかけた。
一緒に給食も
給食の時間には、佐々木選手が教室で生徒と食事。今回の献立は、ごはんと赤魚の利休焼き、田舎汁、野菜のじゃこ和え、果物、牛乳。同じ献立が5月中に1回ずつ、市内各校で提供された。一緒に食事した十河(そごう)莉未さん(12)は「何でも食べる佐々木さんはすごい。苦手な食べものがあるけれども、少しずつ頑張りたい」と話した。
同ジムの中屋一生会長は「中学生とふれあうことで(佐々木選手が)学んだことも多い。7月8日、エスフォルタアリーナ八王子での2度目の防衛戦は、地元の応援を力に変えてほしい」と思いを込めた。
「卒業生が活躍してくれるのはうれしい。後輩たちにメッセージを託してくれたことに感謝」と大房裕司校長。同事業を担当する市学校給食課は「佐々木選手の心がけている食事や、活躍している姿から『夢を叶えるためには食事も大事』というメッセージが伝われば」と期待を寄せた。
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