11月４日、５日に八王子市で開催される「日本遺産フェスティバル」に向け、市は７月から８月にかけてＰＲイベントに注力している。夏の高尾山ＰＲ事業では、今年もライトアップを企画。今月からは日本遺産スタンプラリーを市内３地区で順次開催していく。

　全国１０４カ所の日本遺産認定地域が一堂に集まる「日本遺産フェスティバル」。８回目の今年は明神町の東京たま未来メッセがメイン会場で、東日本では初めての開催となる。

　夏の高尾山（日本遺産）ＰＲ事業では今月31日（木）まで、ミストシャワーと竹あかりを清滝駅前と十一丁目茶屋前に設置している。シャワーは午前８時30分から午後６時、竹あかり点灯は午後６時30分から８時30分。恒例企画の「高尾山夏のライトアップ」は８月19日（土）から27日（日）、高尾山薬王院周辺が幻想的な光の演出に包まれる。午後６時30分から８時。

　今月から10月にかけては、３地区で「日本遺産スタンプラリーｉｎ八王子」を開催。１枚の用紙に５種類のスタンプを重ねておすことで、一つの作品が仕上がる仕組みに。八王子駅周辺で今月末まで、滝山城跡で９月から10月、八王子城跡では10月ごろを予定。

まちなかをラッピング

　市は八王子駅北口エリアで、電線等を地中に収容するための地上用設備20基にラッピング。同市の日本遺産認定ストーリー「霊気満山　高尾山〜人々の祈りが紡ぐ桑都（そうと）物語〜」の構成文化財を紹介している。市内に30ある構成文化財について、イラストと説明で楽しみながら学べる内容に。スマホで２次元コードを読み込むと、音声ガイダンスが聞ける。市は「まちあるきを楽しみながら、多くの方に日本遺産を知っていただきたい」としている。