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公開日:2024.01.18
市内社会人バレーボールチーム
活動継続に赤信号
クラファンで再起の一手
八王子を拠点とする社会人女子バレーボールチーム「GOLDSTARS(ゴールドスターズ)八王子」が現在、遠征費や練習用具などの物資代に充てるため、クラウドファンディングを行っている。代表の伊東千寿留さん(32)は、「今までもチームの宣伝活動をしてきたが、なかなか資金が集まらなかった。八王子をバレーボールで盛り上げていくため、(クラファンという形で)力を貸していただきたい」と支援を呼びかける。
同チームの発足は2020年3月。学生時代、強豪校など第一線で活躍した選手の受け皿として設立した。現在選手は20代14人。日中はそれぞれ仕事などに従事し、平日や休日の夜間にあったかホール(北野町)などで練習している。当面の目標として「全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会」で上位に進み、その上のVリーグへの参入を目指していた。
しかし、チーム発足後すぐにコロナ禍に突入。練習を行うことすら難しくなる事態に。存続が危うくなったことを受け、昨年4月に心機一転、チーム名を「東京REDHEARTS(レッドハーツ)」から「GOLDSTARS(ゴールドスターズ)八王子」に変更。資金調達の一手として、クラファンを活用することにした。
平均身長175cm
同チームの特徴は、スターティングメンバーの平均身長が175cmと女子全日本代表並みの高さであること。高身長を生かした攻めの側面と、「どんなボールも落とさない粘り強さ」を兼ね備え、攻守ともに抜け目のないチームづくりを行っている。
元五輪代表も
運営法人の(一社)東京ユナイテッドVCは、都内でのバレーボール教室の開催や指導者の派遣事業も行っている。ジュニアスクールもあり、オリンピック元日本代表の櫻井由香さんや井上謙さんなどが指導。将来的にゴールドスターズへの加入や日本代表選手を輩出することを目標に掲げている。
同チーム代表を務める伊東さんは、千葉県出身。プロのV1リーグチームなどを渡り歩き、現在V2リーグ・千葉エンゼルクロスに所属するプレーヤーでありながら、ゴールドスターズの運営にも携わっている。チームの存続危機を受け、前職を辞めて市内に越してきたほどの行動派だ。「チームの存続が危うくなったとき、ジュニアスクールに通う子どもたちの夢をなくしてならないと思った。八王子での活動を通し、自分自身、街そのものが大好きに。バレーボールを通し、八王子の認知度を向上させていきたい」と展望を語った。
寄付を呼びかけるクラファンのウェブページでは、ボールなどの物資購入費や2月から始まる全国大会出場のための遠征・大会参加費などを募集している。寄付目標額は300万円。1月15日時点で約45万円にとどまっており、同チームでは引き続き寄付を呼びかけている。
クラファンの期日は1月21日(日)まで。寄付方法やリターン(返礼品)などの詳細は下記から。【URL】https://readyfor.jp/projects/goldstars_802
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