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八王子 人物風土記

公開日:2024.01.25

極真会館主催『第13回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』で若獅子賞に選ばれた
森岡 優海さん
上柚木在住 18歳

若き才能、リベンジ誓う

 ○…昨年11月、「世界最高峰」といわれる極真空手の世界大会に初めて挑戦。試合内容が評価され、将来有望な選手に贈られる若獅子賞に選ばれた。賞自体はうれしかったが、「(3回戦で)負けたことがとても悔しい。反省や後悔もたくさんあり、リベンジしたいという気持ちが強くなった」。すでに次回2027年大会に意識を向ける。現状にはまったく満足していない。

 ○…極真空手を習う父と兄がいる。試合でメダルをもらう姿を目の当たりにし、「自分も欲しい」と思った。門を叩いたのは、松木にある極真会館の南大沢・多摩境道場。1対1で、拳の打ち合いで勝敗が決まる極真空手は、時に持久力が決定打に。勝負が決まらず延長戦に入るとき、「その時点でお互いもう体力が残っていない。でも勝つために、何とか気力で立ち向かう」。その奮起するさまが、若獅子たる所以だ。

 ○…八王子実践高等学校の3年生。空手部はなく、中学から続けていた陸上部に所属していた。800m・1500mが専門。空手の稽古の前に部活に行ったり、「二刀流」の日々をこなしていた。「陸上を頑張れば持久力がつく。空手を頑張れば陸上で好記録につながる」。その言葉通り、陸上の大会では決勝に残ることが多く、相乗効果を体現する。

 ○…今大会女子の部では、同門の先輩選手が優勝を果たした。同じ道場として自身にかかるプレッシャーは大きい。だが、「試合はあまり緊張しない。練習の成果を試せる場」と意に介さないメンタルも武器だ。目標は、今年6月に行われる全日本体重別選手権大会2連覇や、次の世界大会で優勝すること。春からは専門学生。新たな環境となるが、目標に向かって突き進むのみだ。

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