創価大学の学生6人が4月に米フロリダ州で行われたパフォーマンスチアの二つの国際的な大会で金メダルを獲得した。6人は大阪が活動拠点のクラブチーム「WORLDWINGS 2WDC」に所属。練習がある週末には夜行バスで東京―大阪間を往復するなど、過酷な日々を乗り越え輝く結果を掴んだ。
優勝したのは「2025ICU世界チアリーディング選手権大会(ICU)」のダブルス・ヒップホップ部門と「THE DANCE WORLDS2025(ワールド)」のオープン男女混成ヒップホップ部門。
ICUは部門ごとに各国の代表チームが出場する世界大会。ダブルス・ヒップホップ部門の日本代表として出場したのは丹羽義彦さん(文学部4年)と柴田丈さん(同4年)。二人は2回目の代表選出で、昨年は初出場で2位となるもタイ代表に1歩及ばず。今回はその雪辱を果たした。柴田さんは「リベンジできてうれしい。たくさんの応援に少しは恩返しできたかな」と喜びを語る。
2WDCが日本代表として出場した団体のヒップホップ部門では、惜しくも2位に。選手の一人・竹内碧海さん(看護学部2年)は「すごく悔しかったけどワールドでは絶対勝とうと切り替えた」と振り返る。
ICUから2日後の4月27日にはワールド本選が行われた。ワールドは、各国で選抜されたクラブチームが出場する国際大会。2WDCは丹羽さん、竹内さんをはじめ、大谷晏生さん(経済学部2年)、西田一花さん(文学部2年)、野村咲翔さん(教育学部2年)が出場。前日の予選を3位で通過し、審査員から指摘された部分の演技を早朝から数時間で修正するなど気合いと集中力で本番を迎え、見事1位に輝いた。西田さんは発表の瞬間を「ドキドキして意識がない。頑張った結果が出てよかった」と話し、野村さんは「金メダルが目標だったので、安心した」と胸を撫で下ろした。大谷さんは「勇気と希望を与える演技が一番の目標だった。達成の手応えを感じた」と振り返った。
国際大会出場のためには、国内大会での上位入賞が必須。6人は、昨年9月頃から本格的に同大のキャンパスでの自主練や大阪で行われるチーム練習参加のための移動を繰り返してきた。「体力的・精神的にしんどい時もあったけど、やってきてよかった。報われたと思った」と丹羽さん。
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