館町にあるトヨタ東京自動車大学校(若林良弘校長=人物風土記で紹介)で5月18日、トヨタスポーツ800(ヨタハチ)の生誕60周年イベントが開催された。主催したのはトヨタスポーツ800オーナーズ協議会。愛好家ら約150人が集まり、部品のチャリティーオークションが行われ、収益金は同校を通じて交通遺児育英会へ寄付された。
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トヨタスポーツ800は、1965年から69年にかけて製造されたトヨタ自動車のスポーツカー。「ヨタハチ」の愛称で親しまれ、愛好者は今も丁寧に整備してドライブを楽しんだり、情報交換をしながら交流を深めている。誕生から60年目を迎えた今年は全国各地でイベントが開催されている。
当日はヨタハチを含む約70台が、校内の広場に集結。参加者は手塩にかけて整備した愛車を誇らしげに披露したほか、旧車が好きな同校の学生ら有志も参加し、運転を楽しんだり、ボンネットを開けてエンジンルームの点検などを体験した。
また、走れなくなったヨタハチを分解し、貴重な部品を販売するチャリティーオークションを開催。ヘッドランプやドアパネルなどの整備に必要な部品を参加者らが購入した。販売額は約70万円に上り、同校を通じて交通遺児育英会に寄付。会場には同育英会の理事長も訪れ、協議会と同校へ感謝状が手渡された。
若林校長は「旧車に触れる機会は学生にとっても貴重な機会。人生の楽しみを見せていただきました」と話していた。
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