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多摩 人物風土記

公開日:2019.04.04

「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門で優秀賞を受賞した
齋藤 なずなさん
豊ヶ丘在住 73歳

  • 齋藤 なずなさん (写真1)

マンガは表現方法のひとつ

 ○…「評価してもらえて嬉しいですね」と「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞の受賞を喜ぶ。自身20年ぶりとなる単行本『夕暮れへ』は、1992年に発表した8作品と2012年に手掛けた2作品を収録した短編集。その新しい2作品が受賞の評価につながった。「良いタイミングで出せて賞をいただき、うまくいったなと」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 ○…「マンガ家になろうとは思っていなかった」とデビューは40歳の時と遅く、もともとはイラストを描く仕事をしていた。実入りのためにと知識もなく描いた漫画を出版社に応募すると、新人賞を受賞。それからは、連載を持つなど活躍の場が広がった。「今でもマンガ家だなんて不思議な感じ。昔はどんどん描けたけど、アイデアが出てこなくなったし、寝ないで描くなんてもうつらいですよ」と苦笑い。現在も連載を抱えているが、掲載は不定期で「次は大分先になりそう」と苦笑い。

 ○…60歳の時に、知り合いの編集者に誘われ、京都精華大学の特任教授に就任。学生たちにマンガの描き方を指導し、現在も講師として週に2回、教壇に立つ。「学生は熱心で才能のある子が多い。刺激をもらっています」と微笑む。マンガは表現方法のひとつで、胸の内を吐き出す手段だという。「マンガはストーリーが根本。それにイメージや知識を絡めていくと面白くなる。今ももっと何かないか探しています」と探究心は尽きない。

 ○…5匹の猫と一緒に暮らし、マンガを描くことが好きな子どもや大人のために、自宅で「多摩マンガ教室」も開く。「教わる場所が少ない。描く楽しみを続けてもらいたいから、少しでも役に立てればと思って」。マンガにある力。それを発信し、これからも後進の育成に尽力していく。

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