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桜ケ丘商連 被災地交流10年 催し通じ、地域に防災意識

社会

掲載号:2021年3月4日号

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現在、関戸公民館では、桜ヶ丘商連と被災地の交流の歩みをまとめたレポートなどが紹介されている
現在、関戸公民館では、桜ヶ丘商連と被災地の交流の歩みをまとめたレポートなどが紹介されている

 京王聖蹟桜ヶ丘駅周辺の店舗が名を連ねる「桜ヶ丘商店会連合会」が2011年の東日本大震災で被災した福島県浪江町などとの交流を重ね、今年で10年。商連がつながりを生んだ、多摩第一小学校(関戸)と浪江町の津島小学校の交流はきょう、最後のエール交換が行われる。

 商連と被災地との交流が始まったのは11年の12月。商連の平清太郎さんが都心で行われた被災地の応援企画に参加し、地域をPRするため、地元名産品のブースなどを出店していた福島や岩手県などの人たちと出会ったのが始まり。被災地の名物を味わいながら立ち話をするうちに意気投合し、商連が主催する毎年4月に開催されてきた「せいせき桜まつり」に平さんが誘うと「ぜひ」との返事。今年まで10年に及ぶ交流が続くきっかけとなった。

 平さんら商連のメンバーは桜まつりのほか、市内で行われるイベントにも被災地の人たちを誘うようになり、現地の現状などを語ってもらうことで多摩市民に防災や地域のつながりの大切さについて考えてもらう機会にしてきた。一方で、平さんらも被災地を訪れ、復興ボランティアに参加するなど交流を重ねてきた。

 平さんは「あっという間の10年。岩手県に住んでいた私の娘夫婦、孫が被災したこともあり他人事とは思えなかったんです」と話し、「被災地の皆さんに多摩へ来て頂いたことは、街の防災意識の高まりに少なからず貢献できたと思う」と笑顔を見せる。

 また現在、商連の会長を務める三橋誠さんは「3・11を風化させないよう取り組みを進めてきた。被災地の皆さまには地域コミュニティの大切さを学ばせて頂いてきた」と振り返る。

きょう、最後の交流

 商連が進めてきた被災地との交流のなかで、最も親睦が深まったのが、浪江町。この数年間は、商連が企画した、和太鼓コンサートなどのイベントに多摩第一小と津島小が顔を揃え、昨年には第一小で両校の児童が一緒に給食を食べたり、カルタ取りを楽しむ姿が見られた。

 ただ、その交流も今月で最後となる。今年度で津島小の休校が決まっており、きょう、オンライン上で、互いにエール交換などを行うことが両校が顔を合わせる最後となる予定だ。

 休校を迎える津島小の木村裕之校長は「これまで、多摩の方々に激励を受けてきたことを感謝したい」と話し、平さんは「現在、交流してきた軌跡が載ったクリアファイルを当会で制作しているところ。休校は残念だが、浪江町との交流は今後も続けていくつもり。次は何を企画するか、会のみんなと相談していきます」と話している。
 

「今後も浪江との交流を続けていく」と話す平さん
「今後も浪江との交流を続けていく」と話す平さん

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