多摩 人物風土記
公開日:2026.08.27
多摩めかいの会の会長を務める 岡野 則夫さん 乞田在住 73歳
多摩の伝統を後世に
○…篠竹により細工した日用品として使われた多摩の名産品「めかい」作りの技術を後世に残そうと製作活動などを続ける会の会長を務める。「会計や事務局をしていたので順番に回ってきた。今も裏方に徹しています」と笑う。約40人の会員とのめかい作り、会議やイベントの調整など走り回る。来月には八王子市と町田市のめかい保存会などと共同して行う「サミット」を控える。「他地域の団体と交流できると思うと楽しみ」と開催を心待ちにする。
○…13年ほど前に住民の交流を目的に開かれためかい教室に市職員として携わったことがきっかけで製作を始めた。「最初はみんな苦労してたけど、今は上手に作る人も多く教える人が増えた」。教室の最初に、後継者を育ててほしいと言われた使命を今でも忘れない。「材料作りから、一人で初めて完成させた時はうれしかった。世界に一つだけの作品だからね」と魅力を語る。
○…「ニュータウンの創世記に地域のためになれば」と市の職員に。団地や公園が増える過程を目にしてきた。「昔は遠くの風景が見えたけど、今は建物が増えて周囲が見渡せないほど成長していますね」と語る。「ニュータウンで探せば素晴らしい技術を持った人がたくさんいる」と探究心は衰えない。
○…地域のフェスティバルやイベントでは展示・体験などの要望が多い。中学校では和太鼓や着付けなどと並び伝統文化の授業を行う。「作っためかいを友人に贈るなど人気は高まっている」。かつて農家の収入源の一つだった。この伝統を継続していくためにも名産品としての販売も考えたいという。「すべては伝統文化継承のため」ときっぱり。楽しみながらも継続させるための活動に邁進していく。
ピックアップ
意見広告・議会報告
多摩 人物風土記の新着記事
コラム
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











