7月28日に開幕するインターハイに出場する大和南高校女子バレー部監督 井上 和昭さん 相模原市在住 48歳
気負わず、自然体で
○…飯塚博幸監督の後継者として請われ、大和南高校に着任して4年。コーチとして経験を積み、この夏から監督として全国大会に挑む。以前赴任していた相原高校(相模原市)でも監督として全国の舞台を6度経験。大和南高校でも大舞台に出場し続けてきただけに、「プレッシャーは意外と無いんですよ」と微笑む。
○…旧津久井町の出身。全校生徒が百人もいない小さな中学校で、バレーボールに出会った。部員も常に10人足らず、技術を教えてくれる指導者もいない。「どの大会でも常に1回戦負けでした」と苦笑する。それでも、練習方法を考案したり、地域のバレーボールクラブに参加したりと、独自で上手くなる道を模索してきたという。その思いもあってか、大学時代にはすでに「指導者になりたい」と思っていたそうだ。その後、教員試験に無事合格。赴任した全ての高校でバレー部の監督を務め、多くの生徒にバレーボールの技術、楽しさを教え続けている。
○…家族は奥さんと長男、長女。現在は多忙のため行けなくなってしまったが、子ども達が小さい頃は、良くスキー旅行に出かけていたそう。その影響で長男はすっかりスキーにはまり、モーグルの選手として全日本選手権に出場するまでに。おかげでバレーボールには全く興味を持ってもらえなかったとか。それでも、「何でもいいから一生懸命取り組めるものができたことが、父としては嬉しい」と目を細めた。
○…「スター選手こそいないものの、総合力では昨年にひけをとらない」と今年のチームを分析する。粘り強くボールを拾って、コンビネーションで得点を重ねる。その『大和南スタイル』でベスト4入りを目指す。また、今大会の会場は奥様の実家がある青森県八戸市。そのため、親族も応援に来てくれる予定だ。「少しは良いところを見せたいと思いますよ」と照れ笑い。気負いもなく、自然体で慣れ親しんだ舞台に立つ。
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