「春のちびっ子フェスタ」に出演する紙芝居パフォーマー 山下雄大(ゆうじ)さん 中央在住 48歳
驚きと笑顔の伝道師
○…パントマイムやマジックなどを組み入れ、新たな形に昇華させた紙芝居パフォーマンスで人気を博す。登場人物によって声色を変え、効果音なども導入。大きい会場では大型スクリーンを使った「デジタル紙芝居」も行っている。3月23日には桜丘学習センターで開かれる「春のちびっ子フェスタ」へも出演。「子どもたちの驚く顔を見るのが大好き。びっくりさせる自信はありますよ」と満面の笑みを浮かべる
○…5歳で劇団若草に入団。子役としてテレビや舞台などに引っ張りだこに。日本テレビ系で放送されたドラマ「パパとよばないで」では、杉田かおるさんの恋人役にも抜擢された。「忙しくて、ほとんど小学校には行けませんでしたね」と苦笑い。中学時代は高校受験のために活動を休止。大学では文化学院演劇コースに進学し、友人らと劇団「激弾B級」を立ち上げた。アルバイトで生計を立てながら、10年ほど活動。その後は教育関係を中心に活躍の場を広げ、NHK教育番組にも出演した経験を持つ。
○…本業は大和で52年続く不動産業の3代目。3年前に父親が他界したのを機に跡を継いだ。現在は家業のかたわら、パフォーマーとして市内を中心に飛び回る日々。母校の草柳小学校では、毎週水曜日に紙芝居を見せる活動を続けている。大学時代の同級生でもある奥様は、舞台の裏方として音響や照明などを担当。先日には小学6年生の娘さんとも一緒にステージに立ったという。「このまま家族劇団にしていけたらいいな」と笑う。
○…「要望があればどこへでも」がモットー。最近ではオペラ歌手やピアノなどをバックに紙芝居を行うなど、新しいことにも挑戦し続けている。「ここまで育ててくれた地元へ恩返しがしたい」と、出演はすべてボランティアだという。今の夢は被災地でステージを行うこと。「笑顔と驚きを届けることが出来たら、最高ですね」
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