逗子・葉山 社会
公開日:2026.05.20
思い出のシンボルツリーにお別れ 東逗子のヤシの木が伐採
JR東逗子駅近くの、「ヨークフーズ東逗子店」(逗子市桜山)で5月12日、田越川沿いにそびえ立っていたヤシの木が伐採された。当日は午前7時半すぎから、神武寺の土屋慈恭住職による抜魂供養(ばっこんくよう)が行われ、建物を管理する入三商事株式会社の社員らが最後の別れを惜しんだ。
同社によれば、毎年10月頃に葉の剪定を行ってきたが、樹高が約10mに達し、高所作業の危険が増したため、やむなく伐採を決断したという。
建物周囲の20本超のヤシは1991年のビル建設時、逗子市からの「川沿いプロムナードに植栽を」という要請に応えて植えたもの。所在地(桜山)にちなんだサクラも検討したが、より「逗子らしさ」を求め、ヤシに決定し、八丈島から取り寄せた。
伐採したヤシは当初、建物の高さの半分に満たなかったが、30年以上の歳月を経て屋上にまで到達。地域のシンボルツリーとして親しまれてきた。
同社の矢部佐理社長は「30年以上この地にあり、思い出を持たれている地域の方もいるので、失くしてしまうことはとても残念。もう1本、同種のカナリーヤシが残っているので、そちらにはずっと元気でいてもらいたい」と思いを語った。
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