毎年、横断旗を寄贈する県トラック協会県央支部大和地区会の会長を務める 神作 彰さん 下鶴間在住 69歳
365日「働いています」
○…通学路にたなびく交通安全の黄色い旗。毎年4月に合わせて横断旗を市に寄贈する一般社団法人神奈川県トラック協会県央支部の副会長で、大和地区会では会長を務める。「毎年いろいろと思いつく。横断旗もいろいろなものがありますからね。今年は音が出るやつにしました」。道路を使用する運送業ならではの地域貢献は多岐にわたり、交通遺児への寄付や道路掃除にも及ぶ。
○…下鶴間在住。中央林間を拠点に運送会社を営み36年になる。座間、厚木、藤沢、千葉にも営業所や関連会社をもち、従業員は450人を超える。「ちょっとやり過ぎたかな、とも思いますがお陰で今も現役。いつまでもやめられません」と笑う。オイルショックが過ぎた昭和52年に、当時、アルバイトから専務にまで取り立てられた石井石油の在職中に、現在の石井運輸を創業した。「アルバイトの頃から可愛がってもらった。社長にはお世話になったからね」と「石井」の社名を今も掲げ続けている。
○…昭和19年、東京生まれ。日大三高、日大へと進んだ。高校時代に家族で転居した大和では旧市役所(現・保健福祉センター)前のガソリンスタンドでアルバイトをする仕事漬けの学生時代を過ごした。父はクッキーやチョコレートを製造する菓子メーカーを経営する実業家。その父からは商魂こそ受け継いだものの会社は引き継いでいない。
○…奥さんとの二人暮らし。娘は嫁ぎ、息子はドバイの石油会社に勤務、孫も3人いる。365日無休の稼業に加え大和ロータリークラブ、大和商工会議所でも要職を担い、さがみ野では焼き鳥店も営む。この店は「運転できなくなったりした社員から出資を募って始めた」といい働き口を増やすためにもチェーン展開するのが夢だという。「健康にも女房にも子にも孫にも恵まれ、本当に感謝しています」という自分を「せっかちで、じっとしていない」と自己分析する。
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