FMやまとの番組「やまとっこ☆みつけた」の予告イラストを描いている 望月 則男さん 深見西在住 67歳
いまをとことん味わう
○…2007年から続くFMやまとの番組『やまとっこ☆みつけた』の予告用チラシのイラストを描き続けている。隔週火曜日の放送前に大和市民活動センターに掲示するA4チラシには「文字だけじゃさみしいから」と、テーマに沿ったイラストを必ず添える。そのノスタルジックな画風が評判を呼び、各所からの依頼も多い。周囲から「お金をとったほうがいい」と言われても「お金をとるようなものでもないので」とほほ笑みでやり過ごす。
〇…日本アイ・ビー・エムに勤めていた時代、メモの切れ端に何気なく描いたイラストが全ての始まり。その出来栄えに「絵心があるかも」と、お茶の間の人気番組だった『お笑いマンガ道場』に応募すると、予選を突破しテレビに出演。まさかのグランドチャンピオンに輝き、グアム旅行をゲット。「自分でもびっくり。友人や親戚からの電話がなりやまなかった」。審査員のはらたいらさん、車だん吉さんらからの直筆の色紙が自慢の品だとか。
〇…千葉県館山市の出身。男ばかりの6人兄弟。高校生の時見た「人工衛星の月面着陸」に魅せられ、精密機械工学の道へ。日本アイ・ビー・エムに就職し、生産エンジニアとして活躍。工場立ち上げのため、タイ、ハンガリー、シンガポールなど世界を飛び回った。「見知らぬ国で毎日が珍道中。大抵のことには動じなくなった」と話す。56歳で早期退職。経験を活かし、海外からの留学生の支援などのボランティアを続けている。
〇…タイに単身赴任していた3年間、3人の子どもと交わしていた手書きのファックスが宝もの。その「離れて暮らしたことで生まれた絆」が出版社の目に留まり、企画出版されたこともある。今年10月には次男が結婚、新たに加わった娘を似顔絵でもてなした。楽しいお酒も大好物。ぶらりと居酒屋に入っては、居合わせた客と意気投合。「今日は誰と出会えるかな。それが楽しみでやめられない」。
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