やまと国際オペラ協会を立ち上げ、12月の初コンサートに向けて準備を進める 長谷部 浩士さん 中央林間在住 56歳
オペラ通じ、大和を世界に
○…市民参加型のオペラ上演を通じた、大和市の音楽文化発展や国際理解・交流をめざす。12月13日生涯学習センターでの初コンサートに向け、オペラ歌手としての練習と、会長としての準備に追われる日々も「とても手ごたえを感じています」と満面の笑み。現役のプロや舞台経験者など、歌手もオーケストラも実力派メンバーが揃ったと胸を張る。「音色と生の声が融合したオペラの魅力を大和のみなさんに伝えたい」
○…協会設立のきっかけは、来年11月の芸術文化ホール開館。「やっと本格的なオペラ上演ができる環境が整う」。仲間との話の中で、機運が高まった。総合芸術であるオペラ上演には、歌手であるソリストやオーケストラをはじめ、衣装や舞台美術、演出、事務スタッフなど、大勢の力が求められる。地域オーケストラサークルのコンサートにゲスト出演するなど、オペラ歌手としての長年築いてきた人脈が活きている。
○…東京・豊島区出身。ひと回り年上でクラシック好きな兄の影響で、小さい頃から音楽に親しんだ。中学では吹奏楽部でホルン、高校では弦楽部でバイオリンを担当。それまで歌うことは趣味の範ちゅうだったが、進学した理系大学の合唱サークルで出会った指導者の影響で、オペラ歌手の道へ。卒業後、ガラスメーカーに就職し液晶ディスプレイなどの研究開発をしながら、歌のスキルを磨いている。「音を科学的に捉えてみたいと理系に進み、今は声や歌を科学的に捉えられないかと考えています」
○…家族は、妻と大学院に通う一人息子。勤務地に近く、妻の実家があるからと大和に居を移し、20年が過ぎた。休みの日はオペラ歌手として稽古、本番と多忙な日々。11月には東京・三鷹の公演で、主役3人の一人を演じる。協会会長としての将来の夢は、海外団体との交流。「いろいろな国の人が住む国際都市大和の特徴を活かしたい」。真っ直ぐな視線で想いを語る。
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