小選挙区での甘利氏の得票率は、6割を超えた前回(2014年、60・47%)には及ばないものの56%を超える高いもの。市内だけを見ても54・4%と2回続けて50%を超えた。甘利氏が減らした票が太、岡崎両氏に流れたが、過半数を超えることはなく、仮に「野党共闘」が実現し、候補者を一本化しても、ゆるぎない結果となった。
一方、比例区では3年前の総選挙と同じ政党名で届け出た主な政党のうち、得票を伸ばしたのは自民党のみ。共産党は、候補者の得票が微増したにもかかわらず、比例では3割以上減らした。
今回の選挙で新しく立ち上がった「希望の党」、「立憲民主党」は、どちらも前回の民主党の得票を上回った。両党を合わせると自民党をも上回る得票を集めており、市内では一定の評価を得たものの、票が割れ、議席獲得には反映されない皮肉な結果となった。
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