大和市老人クラブ連合会「ゆめクラブ大和」の新会長に就任した 高瀬 英一さん 上草柳在住 76歳
老人クラブは「人生の保険」
○…5月の総会をもって新会長に就任した。2年務めた副会長時に考えていたやりたいこと、しなくてはいけないことを推し進めていきたいと前向きに語る。
○…実は高齢者人口は増加傾向だが、老人会の会員は減少している。「60代はまだ現役も多いし、趣味なども多様化、会に縛られたくないという人も多い。大和市は70歳代も高齢者じゃないって言っているし」と笑いながら危機感を口にする。「いかにメリットを示せるか」が課題。そこで老人会を”人生の保険”になぞらえる。「元気な時は不要、困った時だけ面倒見て、といってもつながりがないと難しい。気の合う仲間だけだとポツポツ抜けて最後は一人になってしまうことも。まず老人会に入会して顔見知りになって、つながりを作っておけば、何かあった時に助かる」人生100年時代を迎えた高齢者への至言だ。
○…相模原の生まれ。高校2年の時に大和へ。「当時の大和は『女子供は近づいちゃいけないよ』なんて言われていた」と懐かしそうに笑う。商社の営業マンとして都内まで通っていたが、仕事柄、飲み会が多く、見かねた当時の専務が都内にマンションを借りてくれたほど。「家があるのに何で、って母親にブーブー言われてね」と目を細めた。高度経済成長期とバブルを経験。「いい思いした」と素直な感想が漏れた。
○…「五体満足に見えるけど、内臓とかガタガタなんだよ」と打ち明ける。商社マン時代は年間50回やっていたゴルフ。今ではグラウンドゴルフに姿を変えた。最高齢は91歳。足腰が悪く、打球のマークに難儀する仲間もいるが、あえて手伝わない。認知症予防や体力維持のためと信じている。「でも歩けなかった人が歩けるようになったの。優しくしちゃダメだね」と悪戯っぽく笑った。
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